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神経性疼痛(痛み)の機序(メカニズム)と治療について

神経性疼痛(痛み)の機序(メカニズム)と治療について

http://www.jsam.jp/pdflib/kiso_p4.pdf

手術適応以外または術後の治療としての物理(理学)療法には、関節モビライゼーション、牽引療法、マッサージ、運動療法、鍼灸、電気・温熱療法など多く治療法があります。

その中で、鍼通電療法は、治療に良く使用する方法で他の治療法と組み合わせて行ったり、比較的症例も多いです。

以下こちらで詳しく説明されていますので、専門用語の為分かり難いところがありますが、ご参考までご紹介させて頂きます。

鍼で神経根性疼痛(痛み)が和らぐ

1.神経根性疼痛の痛みはどうして起きるのか

腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症による下肢痛、あるいは頸椎症による上肢 痛は、とても厄介な症状です。これらの疾患による痛みは、いずれも神経根が刺激さ れることによって生じます。しかし、神経根は椎間孔での機械的圧迫刺激のみでは顕 著な反応を示しません。すなわち、圧迫されただけでは痛みは起きません。 では何故、神経根性疼痛が起きるのでしょうか。

その原因は、神経根の傷害や炎症 に伴う異所性発火(正常ではみられない部位に出現する神経の興奮のこと)により生じ るとされています。すなわち、神経の傷害や炎症により侵害受容器(NMDA 受容体な ど)が一定の刺激を繰り返し受けると,痛み刺激を受け取る神経細胞の活動電位の閾値 が低下し,感受性が増大します(図1) 1) 。このような現象は自家感作といい、伝達物質(サ ブスタンス P、グルタミン酸など)に対する受容器の変化に起因すると考えられていま す。また、神経根の異所性発火が持続すると,後根神経細胞に可塑性(かそせい)変化(シナプスの 可塑性)が生じることがあります。そうなると痛みの慢性化・難治化につながります。 従って、神経系の可塑性変化に進展しないよう、痛みの早期治療が重要になります。

では可塑性変化とは何か。例えばある形 をした粘土を手で押すと形が変わり、元の 形に戻りません。そうした性質を可塑性と いいます。神経系においてもこのような変 化がみられます。正常時には痛み系は、触 覚や交感神経系など他の神経系とは独立し ています。しかし、神経に異所性発火など の歪ができあがってしまうと、他の神経と の間に連絡ができ、神経系のネットワーク に混乱が生じます(クロストーク)。そのひ とつが神経の発芽による混乱です。後根神 経節ニューロンの Aβ 線維は脊髄後角にお ける本来の終止部分である深層から本来 C 線維が終止する浅層へ発芽します。そうな ると本来非侵襲情報であるべき触圧刺激を侵害刺激と誤って伝達することになり、触 覚刺激でも強い痛みが生じることになります。また、交感神経線維が後根神経細胞を 取り囲む現象(バスケット・フォーメイション)により,交感神経活動が疼痛を誘発 することになります。このような可塑性変化が起こると触刺激でも激しい痛み(アロデ イニア)が生じることになります 2) 。

いずれにしても神経組織に傷害が起こったり、炎症の遷延などが生じると慢性疼痛 が生じます。このような痛みを神経因性疼痛といいます。従って、その治療には神経 損傷の修復や神経の炎症を抑えることがポイントになります。

 

図1 痛みの増幅(windup)と抑制 5

2.鍼治療で神経損傷の修復や神経の炎症を抑えることができるのか

図2は、神経根性疼痛を訴えて いる患者4例の鍼通電刺激後の症 状(腰痛・下肢痛・下肢異常感覚・ 連続歩行距離)の変化を示します。 鍼治療は、障害神経根への鍼通電 療法(2Hz,10 分間)です。神経根へ の刺鍼は、その神経の支配領域へ の放散痛を確認し、その上で鍼通 電療法が行われました。図2に示 すように治療直後の効果は著しく、 しかも持続効果も大きいことが分 かりました 3) 。 同様に神経根性頸椎症の疼痛に 対しても障害神経への鍼通電療法(神経パルス)が他の鍼治療(筋パルス、鍼麻酔方式に よる通電療法)よりも効果的であったと報告されています 4) 。

では、何故、神経への鍼刺激は効果的なのか、その機序の詳細は明らかではありま せんが、

一つには神経血流への影響が考えられます。図3は、ラット坐骨神経への電 気刺激による神経血流の変化を示します。神経は神経に分布する栄養血管により養わ れていますが、この血流が増加することにより神経損傷の修復が期待されます。逆に 神経血流が低下すると痛み・し びれなどが生じるとされていま す。電気刺激で増加した神経血 流は、アトロピン(抗コリン作用)を投与しても 変化がなかったことから、この 変化はアセチルコリン(副交感神経や運動神経末端から出る神経伝達物質)を介した ものではく、CGRP (カルシトニン遺伝子関連ペプチド(タンパク質がアミノ酸まで分解される手前のいくつか繋がった状態))を介したも のと考えられます 5) 。この点につ いては、CGRP が神経血流を増 加させることについてはすでに 明らかにされています 6) 。

もう一つの機序として神経の炎 症に対する抗炎症作用ですが、こ の点については現在のところ明らかではありません。今後の研究課題ですが、抗炎症 作用の可能性は十分考えられます。

 

注意が必要な日常生活動作や症状改善に向けた体操等は、治療の中でご案内させて頂きます。

詳しい説明が必要なため、上記疼痛の機序、実験結果及び臨床研究等引用させて頂いております。

適応疾患:労働災害(労災保険)、後遺症、交通事故(自賠責保険)、眩暈(めまい)むち打ち等による吐き気・嘔吐の症状、眼精疲労、頭痛(緊張性頭痛・片頭痛)、肩こり、肩・背中・首の痛み、腰痛、ぎっくり腰、(膝痛などの)関節痛、(頸椎・腰椎椎間板ヘルニア等による)神経痛、スポーツ障害、不眠、頚部捻挫・頸椎捻挫(むちうち・ムチウチ)、冷え性、便秘、下痢、胃腸障害、更年期障害、花粉症、肥満(ダイエットの補助)、美容、他。各種Card・健康保険取扱い(適用疾患アリ)。お気軽に御相談下さい。
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