足(など)のむくみの原因と治療・留意点
鍼 灸 マッサージ 運動療法 ストレッチ ウオーキング 日常生活、食生活の留意点
・edema=浮腫=むくみ とは? 細胞や組織の隙間に水分が余分に溜まった状態(動静脈リンパ管の毛細血管からの滲出・再吸収の異常)
1肝臓 疾患 アルブミンと浸透圧
2腎臓 アルブミンと浸透圧
3心臓 心不全 虚血性心疾患
4局所性 a静脈性浮腫 静脈瘤
bリンパ性 手術後(リンパ節郭清等) 原因不明(プロゲステロン(黄体ホルモン)等) 特徴ゆっくり始まりゆっくり進行
静脈、リンパ管の逆流弁の崩壊
5甲状腺機能低下 粘液水腫 / 橋本病(慢性甲状腺炎、10%低下20%症状無い軽度低下70%正常)
亢進 バセドー病
6膠原病
7妊娠に伴う 血管の圧迫
8食事 塩分過多摂取により体内の塩分濃度調整による水分量が増加
9運動
・治療
・自分で出来る運動
・日常生活注意点
・食事
症状を軽減させる施術と共に、個々の原因を探って、それに対する治療、日常生活の見直しが必要です。
症状のみを軽減させる目的で治療すると、時に、悪化させることも有りますので、標本同治(症状の緩和と原因病巣への治療を並行して行う)が、基本です。
1.原因不明の下肢に出来た浮腫み(むくみ)を、下肢圧迫のマッサージの機械等で、急速にとる。×
心肺や腎の弱りや、ご病気が隠れていると思われます。 冷えや生理(生理前に水分をため込む働きのある黄体ホルモンが増える)に伴うものの他、ご病気や臓器の弱りがある場合、臓器への負担軽減の為(過負荷防止)、下肢への施術は比較的ゆっくり経過を診ながら、原因への治療や生活習慣の見直し、改善も必要です。
2.お風邪の対処法で免疫で必要な発熱を解熱剤のみ使用にて下げてしまい、本来、投薬する場合、一緒に使う抗生剤や抗ウイルス剤を使用しない。×
軽いお風邪ならむしろ、水分補給し汗かき、拭いて着替え、発熱させ自己免疫にて治癒に向かいます。〇
インフルエンザを解熱剤のみ使用して、無理をして出社し(感染源にも)、髄膜炎になり、後遺症が残る場合も。 正しいお薬の使用法を医師の先生や薬剤師の方に聞いて頂いた方が良いです。〇
3.腰痛のリハビリで、腰椎の可動性を高めるエクササイズばかりする。×
患部の負担が増し症状が悪化する場合が有り、体全体の動きとして捉える事が大切です。〇
・上記×印は、誤った治療例で、かえって傷病を悪化させる事が有ります。
ご不明な点は、当院にてわかる範囲にて、ご来院治療時等、ご説明させて頂きます。
膠質浸透圧