【ぎっくり腰・腰痛予防、再発予防、姿勢、体の使い方】
ボディメカニクス(人間の運動機能の力学的相互関係を活用した身体に負担をかけない技術)は、医療現場や介護現場で使われていますが、ご家族の介護や腰痛予防、再発予防にも大変役立つものです。 立位と中腰(屈んだ姿勢)では中腰が2倍~それ以上腰にかかることから、治療後、腰への負担の少ない、立ち座り屈んだ姿勢のとり方等も指導させて頂いております。
ボディメカニクスの8原則 (対象が物でも原則は同じです)
1 支持基底面を広くする 足を前後左右に広くとる
2 重心の位置を低くする 膝を曲げ腰を落とす
3 重心の移動をスムーズにする 水平に滑らせ、移動する方向に足を向ける
4 重心を近づける 腰への負担が軽減される
5 てこの原理を使う 肘・膝を支点に 釘抜などの原理
6 身体を小さくまとめる 両手・両足を組んでもらったり小さい姿勢をとってもらう
7 大きな筋群を使う 腹筋・背筋・大腿部の筋など
8 手前に引く 押すより引く方が力を分散させず、小さい力で良い
重心 立位では、臍の下拳一つ~第2仙骨孔を結んだ位置です。質量中心{丹田(臍下3寸)関元穴}/座位時の重心は胸付近。
また、足が長い(^^♪からといって支持基底面を広げすぎると、躓き転倒の原因になり危険、周りの人の迷惑になります。 限られたスペースをコンパクトに使いましょう。(手足や道具を広げすぎない)実際スポーツの現場でTrainerがテーピングをしたり、医療従事者が周りに気遣いながら上手にコンパクトに処置しています。