第一回パーキンソン病鍼灸フォーラム  千葉鍼灸学会 

 

パーキンソン病の4つの基本的臨床像(特徴的な症状)は、1.振戦tremor(手の指が細かく震える)(丸薬丸め振戦)pill rolling 2.無動akinesia   運動緩慢bradykinesia3.筋強剛・固縮rigidity 4.姿勢反射障害(バランスが取れない)postural instability

原因は、中脳の黒質のドパミン(ドーパミン)産生神経細胞が死滅することにより、全身の筋肉の緊張が高まり、バランスが上手くとれなくなって生じるとされてきました。  しかし最近では、初期には臭覚障害が目立ったり、頑固な便秘がみられたりすることから、黒質の変化が生じる時にはすでにパーキンソン病は進行しており、そのスタートは、脳下部の延髄や大脳の嗅皮付近から生じるのではないかという説もあり、また患者さんの中脳黒質の神経細胞には、レビー小体という封入体が検出されこの病気の特徴とされてきましたが、大腸の消化管の神経細胞にもみられることから、全身疾患としてとらえる様になってきています。

治療は、ドパミンを補充が基本でレボドパやドパミン受容体刺激薬が中心になります。 内服薬の治療効果は極めて高いものがありますが、長期間服用するとウェアリングオフ現象(wearing-off 効果がすり切れる)効果が弱くまたなくなったり、強くでたり、震えや動作緩慢 ジスキネジー(不随意運動の総称)などの動作以外に、痛みや気分の落ち込みなども現れることがあります。

この様に進行してしまった場合、深部大脳電気刺激法(中脳の黒質近傍の視床下核まで電極挿入し電気刺激)で症状が、改善・安定することがしられています。

 

                  慶応病院神経内科 鈴木則宏教授 / グラスソ・スミスクライン社(あなたの症状日誌) から  

 

 

 

パーキンソン病に対する鍼灸治療は、日本神経学会、全日本鍼灸学会、早期認知症学会等で一定の効果 が期待できると報告されている。そこで当セミナーでは、パーキンソン病治療に鍼灸師が関わる際に必要 な基礎的知識、検査法、病歴の取り方などについて学び、パーキンソン病に関する鍼の有効性を臨床研究 を通して正しく評価し、医療連携が可能な鍼灸師を育成することを目的とする。

 

第 1 回セミナー(2015 年) パーキンソン病の理解と検査・記録法 午前(講義) 午後(実技) 

 

10:00~11:00 開会挨拶:酒井茂一(千葉鍼灸 学会会長)

鍼灸への期待:湯浅龍彦(神経 内科・神経難病医療センター 長)

https://www.youtube.com/watch?v=ySAWs-vBY_s(酒井会長が、湯浅先生に許可を頂きアップさせて頂きました)

11:00~12:10 パーキンソン病の理論:鈴木 則宏教授(慶應大学医学部神経 内科)

13:10 〜14:20 パーキンソン病の鍼灸治療: 水嶋丈雄先生(水嶋クリニック 院長) 

14:30~16:00 運動機能テスト・ビデオの撮 り方:大宮貴明(サポートハウ スみさとヴィラ施設長) 認知機能テスト:志茂田(東京 福祉大学・武蔵野大学講師)

16:10~17:20 病歴の取り方・コーチング: 元吉正幸(スポーツ鍼灸セラピ ー千葉代表)

17:20~17:45 修了証授与

 

     「レナードの朝 映画」の画像検索結果

ロバート・デニーロさん主演の レナードの朝 (AWAKENINGS) をご覧になると理解し易いです。

出演される役柄を研究されると有名です。

下記動画で、恋人とダンスをしてリラックスすると、症状が少しづつ消えていくのがわかります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=oWLHcgnRu6M

 

https://www.youtube.com/watch?v=OLutsE-bIEY

 

 

難病ですが、鍼灸と医療連携して治療をするところも今後増えそうです。

ビデオや歩行アプリをとおして治療前後評価しています。

 

 

 

 

 

慶応大学医学部信濃町キャンパス新教育研究棟4階講堂にて

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